どんな取引をするの?具体例から見る信用取引のやり方

信用取引におけるメリット

信用取引は委託証拠金を専用口座へ差し入れ、証券会社から株を借りて行う株取引のことです。現物取引では元金以内で買える株を購入することしかできませんが、信用取引では口座のお金の約3倍の規模の取引が可能な上、売りから始めることもできるために株価の下落局面でも利益を出すことができるというメリットがあります。では、この信用取引は具体的にどのように運用すれば良いのでしょうか。その事例を二点ほど見てみましょう。

買い増し売り増しに柔軟に対応できる

株取引をしていると、株価に流れがついて更なる利益が期待できる場面に遭遇することがあります。滅多にない機会だけに、そういった局面の流れに乗って大きく利益を伸ばすのが株取引における常道です。こうした場面で、元金不足により買い増しが行えずに手をこまねいて見ていることほど歯がゆいものはありません。このように利益増進の確度が高い場面で建玉を機動的に増やすのに、信用取引は有効です。現物取引よりも危険性がある取引であるが故に、信用取引は確実に利益が出る局面で使うように心がけたものです。

損失を軽減するために、敢えて利益を減らしてみる

株取引の肝は、利益よりも損失のコントロールにあります。損失をいかに抑えるのかが利益を出すことよりも難しいのですが、しかしこれを乗り越えなければ株取引で利益を出すことができません。このような考えに基づいて、株取引の損失を軽減するために信用取引を利用します。まず、ある株の株価が上がると踏んだ際、その株を現物で5単位株買います。そして、それとは逆に2株を信用取引で売るのです。この場合、5株で損失が出ても2株の利益で損失を軽減できます。「それならば最初から3株だけにしておけば良いじゃないか」と思う人もいるかもしれませんが、株価の勢いが確認できた段階でそれとは逆方向の株をパージすれば、そこから損失を補填して利益を伸ばすこともできるため、単純に3株だけ運用するよりも利益を出せる可能性が高いのです。この信用取引を利用した両建てのやり方は、株価の方向性が定まらない時に有効であると言えます。

信用取引は所持している資金の数倍の金額の株を取引が可能なので、小額であっても大きな利益を得られます。